仲人(なこうど)とは、人と人との間に立って橋渡しをする役割を担う人のことで、特に結婚の仲立ちをする人を指します。古くは、男女の結婚の意思を伝え、両家の中間に立って話をまとめる役割を果たしていました。江戸時代には武士階級の慣行であり、庶民に広まったのは明治時代からです。仲人は別名で月下氷人(げっかひょうじん)とも呼ばれています。
誰が仲人をやる?
仲人を選ぶ際は、新郎新婦のことをよく知っている信頼できる夫婦に依頼するのが一般的です。多くの場合、以下のような人が仲人に選ばれます。
- 新郎新婦の両方またはどちらかのことをよく知っている夫婦
- 職場の上司や学生時代の恩師など目上の人
- 親戚や両親とつながりのある夫婦
仲人を立てる割合は3%
現代では、結婚に対する考え方やライフスタイルの変化により、仲人の役割は形式的なものとなり、仲人を立てる必要性は昔と比べて減少していて、今時は97%近いカップルが仲人を立てていません。仲人を立てるかどうかは個人や両家の判断に委ねられていますが、3%程度のカップルしか仲人を立てていない現状を考えると、既に仲人は不要なものなのかもしれませんね…。