ドレスの歴史は、15世紀前 中世ヨーロッパの貴族文化から発展しました。当時のドレスは、社会的地位や権威の象徴として、美しく煌びやかで装飾性が高く、体のラインを強調するデザインが特徴でした。特にマリー・アントワネットは、現在のドレスの原型を作ったとも言われています。フランス革命後は、一人でも着脱できるドレスが主流になり、貴族の服装はシンプルになっていきました。
19世紀には、エンスパイア・スタイルやクリノリン・スタイルなど、時代ごとに様々なスタイルが流行しました。20世紀に入ると、アール・ヌーボーやアール・デコの影響を受け、より自由なデザインが登場しました。現代では、フォーマルな場面で着用されるドレスはもちろん、日常生活で気軽に着用できるカジュアルなドレスも多く見られます。
日本のドレスの歴史においては、西洋のドレスが明治時代に導入され、日本独自の文化と融合しながら発展してきました。特に、結婚式などのフォーマルな場では、伝統的な和装から洋装への移行が見られ、現在では多様なスタイルのドレスが選ばれています。
昭和・平成の結婚式では「黒留袖」が母親の定番衣装でしたが、令和に入り、マザーズドレスが新しい選択肢として注目されています。自分らしく装いたいお母様が増えているため、マザーズドレスが人気を集めているのです。